基本特性(おまけ)


 クレペリン検査によると、こんな性格であるらしい。ほぼ、この通り。

神経質型

精神健康のとき
1.社会性
 人当たりも柔らかく素直で従順。人と親しみやすい所は持っているが、あれこ
れ細かく気遣うのあまりすすんで人と交わることを躊躇するので、交友範囲が狭
くなってくる。
2.仕事ぶり
 仕事に取り付く際に決断を欠きやすいのでいきおい滑り出しには手間どる。し
かし、やることは、慎重、細心、緻密にして確実さはある。ただし、比較的疲れ
やすく、とことんまで粘り抜くと行った面には不足しやすい。
3.ものの考え方
 現実的、実際的で、妥協する。自説を固執したり理屈ばったりはしない。しか
し、現実的に実現しそうもないようなときは現実を遊離し空想的、夢想的になり
やすい傾向をもつ。
4.情意の状態
 感情の反応は敏感であり、また人の感情にも共鳴し共感するところはあるが、
周囲への気遣いが細かきにすぎ、それをそのまま外に出すことを抑えてしまうの
で腹中にこもりやすい。従って、感情は外へ豊には現れない。

性格上の難点
 細かいことを気にかけすぎる。

不健康のとき
 この気遣いすぎる難点が高じてくると、その程度に応じていろいろな症状が現
れてくる。気がね、気苦労、いらいら、悲観、ノイローゼなどがそれである。

健康管理
 この型は、なんと言っても気遣いが細かく気弱になることが健康を害するもと
になるのであるから、まず、気やみをしないようにして強く、たくましくなるこ
とが肝要である。ただし、強く激励したりむやみに尻をたたいたりしただけでは
効果は上がらない。それよりも、この型は、自分の持っている実力よりも自分を
低く評価するような気弱さがあるので、何事でも自信を持ってやるように仕向け
ていくことが第一である。